2024年6月20日
お知らせ
一般社団法人日本車いすラグビー連盟(以下JWRF)は、2024年6月15日(土)に理事会を開催し、任期満了に伴い、下記の通り役員の改選が決議されましたので、お知らせいたします。現任理事1名の退任、新任理事2名の就任により、当連盟の役員は理事8名、監事1名となります。新役員の任期は2024年6月15日より2年間です。
<新役員一覧>
理 事 長 髙島 宏平
副理事長 中竹 竜二
理 事 廣瀬 俊朗(元ラグビー日本代表キャプテン)
理 事 大山 加奈(元バレーボール日本代表)
理 事 田村 学 (元車いすラグビー日本代表/クラブチーム BLITZ 所属選手)
理 事 山野 智久(アソビュー株式会社 代表執行役員CEO代表取締役)
理 事 原田 麻紀子(新任・元車いすラグビー日本代表アシスタントコーチ)
理 事 有働 由美子(新任・フリーアナウンサー)
監 事 町並 美保
<任期満了に伴う退任>
理 事 藤縄 道子(2015年3月就任〜2024年6月退任)
◇退任された藤縄理事からのコメント
私が理事に就任したのは、連盟が一般社団法人を取得した2015年3月になります。共に就任したメンバーは既に全員退任されており、私が最後に残った者となります。就任後しばらくは理事、医事・科学委員長、クラス分け部会長の3つを兼任するという、振り返るとなかなかハードな役割でしたが、当時は限られたスタッフが複数の役割を担わざるを得なかった時期でもあります。その後連盟の体制は少しずつ整備されてきており、団体としての成長を感じております。
理事就任中で印象に残っていることとしては、新型コロナウイルス感染症に対する連盟内のプロジェクトチームでの活動と昨年のAOCが挙げられます。内容は大きく異なりますが、選手・スタッフが一丸となってやり遂げたという点は共通していると思います。特に2023 ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップでの赤いTシャツで埋め尽くされた観客席の光景は、車いすラグビーファミリーの団結を象徴するものだったと思います。
今後は引き続きクラス分けに関わるとともに、今年度から連盟内に新設された選手発掘に対する部門の取りまとめ役として既に動き始めています。これまでとはまた違う切り口で連盟とは関わらせていただきたいと思います。
最後になりますが、約10年間の理事としての活動にご理解、ご協力いただきました選手・スタッフの皆様に対し感謝申し上げます。また車いすラグビーファミリーの皆様においては、様々なかたちで引き続き車いすラグビーを応援していただきたいと思います。
ありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします。
◇新たに就任した有働理事からのコメント
・日本車いすラグビー連盟理事就任を決めた理由
正直なところ、色々なお誘いを受けることが多いです。その中で、山野理事と、とある勉強会でご一緒した際に、車いすラグビーに対するとても熱い想いを伺う機会がありました。その時はまだ理事のお話を頂くことを想像していなかったのですが、その後、今度は高島理事長と、別の機会でお会いすることがあり、そこで、「キャスターとして外側からオリパラに関わってきた経験を活かして、今度は競技連盟の中の人として、一緒に競技を盛り上げませんか?」という刺激的なお誘いの言葉を頂きました。車いすラグビー連盟には長年、番組でご一緒していた廣瀬俊朗さんも理事を務めておりましたので、そうした関わりの中でこれは運命の出会いかもしれないと思い、就任を決めさせて頂きました。
・理事として今後、車いすラグビー連盟の中で取り組んでみたいと思うことはありますか?
今までのキャスターとしての活躍の中での目線で、車いすラグビー選手たちの魅力を引き出せるような関わりをしていくことが出来れば良いなと思っています。例えば、選手やスタッフの個性を引き出すようなインタビューを動画にしてお伝えしていくような企画だったり、1人1人の魅力がより一層引き立つような広報PR面でのご協力が出来ればと考えています。
・選手、スタッフへ向けたメッセージ
キャスターとしての経験から、何でもかんでも気になったことはズバズバ聞いちゃいます。答えられないものは答えずで良いので、そうしたラフな雰囲気の中で選手、スタッフの皆様と仲を深めさせて頂き、より競技の魅力を発信していけたらと思っています。
・車いすラグビーファミリーのみなさまへ向けたメッセージ
ファンの皆様。初めまして。車いすラグビーの選手については皆様の方がうんと推しの素晴らしさをご存じだと思いますので、これから色々教えてください。どうぞ気軽にお声がけください。試合やイベント会場でお目にかかれることを楽しみにして!
◇新たに就任した原田理事からのコメント
・日本車いすラグビー連盟理事就任を決めた理由
20年ほど前に通訳として初めて車いすラグビーに関わらせていただきました。それからも車いすラグビーでは様々な経験をさせていただき、連盟の皆さんや選手の皆さんに私自身の成長を支えていただきました。
今回お声がけを頂き、力不足ではありますが、これまで学んだり経験してきたことを活かして、車いすラグビーと関係者の皆さんに少しでも恩返しができたらと思い、就任を決意しました。
・理事として今後、車いすラグビー連盟の中で取り組んでみたいと思うことはありますか?
World Wheelchair Rugbyでは、女性の参加を増やしていこうという取り組みが本格的に始まっています。日本でも女性選手や女性のコーチが増えていくことで、さらにこのスポーツが発展し、新たな魅力も生み出されるのではないかと考えています。そのために、多くの女性がこのスポーツに参加してみようと思えたり、活躍していけるような仕組みづくりをしていきたいです。その仕組みはきっと性別に関わらずラグビーに関わる全ての人が、このスポーツを心から楽しむとともに、成長していける環境づくりにも貢献するのではないかと考えています。
・選手、スタッフへ向けたメッセージ
まずはパリで金メダルを獲ってきてもらえるよう全力で応援しています!
これから理事として関わらせていただくことになりますが、是非色々な声を聞かせていただきながら、皆さんが愛するラグビーのさらなる発展のために一緒に進ませてください。
・車いすラグビーファミリーのみなさまへ向けたメッセージ
車いすラグビーファミリーの皆さん、初めまして。
パリパラリンピックを目前にして、皆さんもドキドキワクワクされていることと思います。パリに向けて、そしてその先もずっとこのスポーツを楽しんでいただけるよう、皆さんの力をお借りしながら、連盟スタッフ、理事の皆さんと力を合わせていきたいと思っております。何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします。